2015年1月29日、青山

「ひろの!」
「あ、たかゆき。」
「お待たせしました。」
「いいよ。これ買ってくるね。」
「うん。」

「ここの本屋、場所わかりにくかったね。」
「なかなか見つけられなくて、人に訊いて教えてもらった。」
「おれも久しぶりに来たから少し迷っちゃった。」
「え、なにそれ。場所指定したのたかゆきなのに。」
「昔よくここの本屋使ってたんだけど、 こんなわかりにくい場所だったっけなー。」
「待ち合わせ場所が本屋って、新しいね。」
「ね。寒くないところって思いついたのがここだった。」
「どっちかが遅くなっても時間潰せるしね」
自動ドアがぶんと音を立てて開く。冷たい夜の空気が舞う。
「あー、さむううい。」
「何食べる?」
「んー、イタリアン?」
「いいね。中華は外したい。この前職場の送別会で食べ放題に行ったから、しばらくはいいや。」
「いいよ、好き嫌いないからなんでも。」
「おれはー、」
「わかってる。辛くないやつね。」
「おう、そういうことで。お腹は?空いてる?」
「んー、けっこういける。」
「おれもそれなりに。」
「じゃあとりあえず表参道のほうに。」
「行きますか。」

「あの建物きれい。」
「あれ?おもしろいよね。日影規制を考慮してあんなかたちになったって大学で習った。」
「え?おもしろい?どのビル?」
「いま建物に隠れて見えない。あー、あっちのビルのこと言ってたのか。」
「え?違うの?」
「上のほうが面積が広くなってるの。ほら!見えた。あれ!」
「ふーん。前に友達と来たパスタのお店、美味しかったよ。確か手打ちのパスタ。」
「あーいいね。美味しいパスタ食べたい。」
「場所がうる覚え。」
「どこらへん?」
「表参道から原宿駅に向かう通りあるじゃん。あれよりは手前。で、けっこう原宿までは上らない。」
「上る?」
「あー、神戸では北に行くことを上るって言うんだよ。どこへ行っても北が山だから。」
「なるほど。」
「東京って方角がわからなくなる。」
「一応上と下はあるよ。西が山の手、東が下町。」
「坂はあるもんね。あ、ここ曲がって近道しよう。」
「うん。あ、ここランチで来たことある店だよね。」
「え?アシックス?(笑)」
「違う(笑)。ここの上。マーサー。」
「んー、全然わからない。」
「ほら、去年大雪の日に来たじゃん。」
「え、覚えてない。」
「え?ほら、ランチに来たけどお店ガラガラで。」
「あー!あのシブーストが美味しかったとこか! ここだったんだ !全然わからなかった。」
「あの日、最初のお店が満席で、けっこうぐるぐる歩いたもんね。雪だったから景色も違っただろうし。」
「パスタのお店、キャットストリートまでは行く?」
「なにそのストリート(笑)」
「 一節には、猫が好んで通るような狭い道だから。 」
「わかる。猫狭いとこ好きだよね。」
「明治通りの脇を渋谷まで続く、路面店が並ぶ通りだよ。行けばあーここかってわかるよ。」
「多分そこよりは手前だと思う。」
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# by tdswordsworks | 2015-02-08 18:59 | essay

Calm Way Home

未明、落葉、ビルの隙間に下弦の月

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# by tdswordsworks | 2014-11-16 12:32

-

犬の声 もう去ったのか 通り雨
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# by tdswordsworks | 2014-08-10 12:36 | haiku

お盆前の金曜の夜

車降り 歩道の植栽に沈む人
盆の明けには晴れやかなれと
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# by tdswordsworks | 2014-08-10 12:34 | tanka

塔の露

雨止めど スカイツリーが消えるほど 霞む夜空と 通じぬ気持ち
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# by tdswordsworks | 2013-08-27 01:41 | tanka

君は今夜 何してるかな

昨夜貸した おっきめのTシャツ
洗わずに 袖を通して 今夜は恋し
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# by tdswordsworks | 2013-08-02 00:34 | tanka

ゼロかイチじゃない

ゼロかイチかじゃない。
ゼロかイチかじゃない。
ゼロかイチかじゃない。
ゼロかイチかじゃない。
ゼロかイチかじゃない。
ゼロかイチかじゃない。
ゼロかイチかじゃない。
ゼロかイチかじゃない。


ゼロイチでしか動かないコンピュータと同じ感覚で、
原発再稼働に反対したり、政局や天下りを頭から否定したり、
そんな二者択一だらけの世界は不自由すぎるぜこのやろう。



YesかNoかじゃ語れない。
YesかNoかじゃ語れない。
YesかNoかじゃ語れない。
YesかNoかじゃ語れない。
YesかNoかじゃ語れない。
YesかNoかじゃ語れない。
YesかNoかじゃ語れない。
YesかNoかじゃ語れない。


土用の丑の日にうなぎを食べたか?
それはYesかNoかで語れるけど、
あの子が俺のすっごくすっごく大切な人かどうかなんて、
YesかNoかじゃ語れねぇよこのやろう。
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# by tdswordsworks | 2011-07-25 11:26 | essay

仕事、家庭、社会

仕事に力を注いで報酬を得るよりも、
家庭に力を注いで安息を得るよりも、
社会に力を注いで満足感を得たい。
仕事や家庭に力を注ぐあまり社会にそれを振り分けられなくなる位なら、
必要最小限の資金を確保して辞めてしまっていい。
結婚なんてせずに、目いっぱいの時間と資金を充てていい。
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# by tdswordsworks | 2011-03-06 13:38 | belief

武器

26歳になって思った事は、自分が装備できる武器が、剣なのかボウガンなのか素手なのか魔法の杖なのかは10代でわかってたけど、その武器を手に入れたのは最近だということ。
やっと、戦力になれた。パーティーに加われた。冒険のメインキャラになれた。それが嬉しいのだ。
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# by tdswordsworks | 2011-03-06 13:34 | essay

10年後の8月、また出会えると信じて

あの頃は未来なんて描けなくて、10年後をただ信じるしかなかった。
けれども今は、未来の形が少しくっきりと見えるようになり、
10年後を信じたりしなくても自分を支えられるようになった。
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# by tdswordsworks | 2011-03-06 13:11 | essay

インプットの中に一縷の希望

僕が日々大量に摂取する情報は、そのほとんどが消費されるだけで終わるけれど、
1%くらいは、どこかに蓄積されていくんだ。
それは、僕の気づかないうちに、何かを作り出すだろう。そう信じてみてもいい、と。
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# by tdswordsworks | 2011-03-05 10:31 | belief

go far

俺は祖父や父の理解の及ばないくらい、
遠くまで、未知の世界へ行きたい。合言葉は"go far"。
それが周りを傷つけ、大切なものを失う事だとしても。
That's the frontier spirit.
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# by tdswordsworks | 2011-03-05 10:26 | belief

2000/12/09 Thu.

社会構成の内訳は、その他100%。
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# by tdswordsworks | 2011-01-23 15:54 | belief

星の瞬き

澄んだ空に星の光を見ると、孤独の意味と個体の宿命を考える。
物理的存在としての身体は、精神的存在の媒体でしかないのだと考える一方で、
物理的存在には筆舌に尽くせぬ魅惑の力があることにも、思いが巡る。
星の瞬きに大きな存在の意思を感じるのは、人間の心理で規定されているのかもしれない。

(inspired by my diary on 2000/11/28 Sun.)
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# by tdswordsworks | 2011-01-23 15:52 | essay

against fears

恐怖が、いつまでも自分を追いかけてくるなら、
逃げるのはやめて、自分からぶっ倒しにいこう。

(2000/11/06 Sat.)
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# by tdswordsworks | 2011-01-23 15:39 | belief

2000/10/24 Sun.

共感し合える仲間がいること。
本気で言い合える仲間がいること。
僕と一緒にいたいと言ってくれる君がいること。
落ち込んだ僕を励ましてくれる人がいること。
僕の幸せを心から喜んでくれる人がいること。
僕のことを解ろうとしてくれる人がいること。

これらはみんな、僕の誇りだ。
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# by tdswordsworks | 2011-01-23 15:27 | essay

2000/10/22 Fri.

人の心の中なんて、誰にもわかり得ない。
自分の思いや考えをメッセージにして箱に入れて届けても、
同じ箱の鍵を持っている人は、そうたくさんいない。
多くの人に触れてほしい、わかってほしいなら、
万能な鍵穴、つまりは心の通り道の大きいポップな箱に
入れるのが最も適している。
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# by tdswordsworks | 2011-01-23 15:23 | belief

昼も夜も

昼も夜も、ずっと君と一緒にいたい。 なんて言ってみたい。

(2000/10./18 Mon.)
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# by tdswordsworks | 2011-01-23 15:18 | essay

the color of sky

くじけそうになったとき、
つらいことがあったときは、
空の色を思い出せ!

晴れの日の空はどんな色だ?
君も俺も大好きな色だろう。
なぜ人間がこれほど空の色に惹かれるのか知らないけれど、
吸い込まれてしまいそうないい気持ちで心を満たされる、
「青色」とも「水色」とも違う、他の言葉で表せられない色だろう。

(2000/10/10 Sun.)
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# by tdswordsworks | 2011-01-16 16:31 | belief

もののかたち

かたちのないものこそ真実だと思う。
かたちあるものはすべて、人間のイメージによって具現化されたものだから、
どこかに必ず、ウソや誤解、理想や見栄が紛れている。
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# by tdswordsworks | 2011-01-16 04:40 | belief